健康は大切!気になる症状・病気について正しく知ろう

病気事典

尿酸値が高いとどうなる?症状と病名、高数値は遺伝なのか食事のせいなのか?

更新日:



%e5%b0%bf%e9%85%b8%e5%80%a4
健康診断の時に尿酸値でひっかかった、数値が高めに出てしまった・・・となると気になるのが今後のことですよね。

現代の日本では、特に男性で多く見られる高尿酸値。忙しいからと、ただ放置しているだけだと困った病気にかかってしまう可能性もあります。

そこで今回は、

  • 尿酸値が高いとどんな病気につながるのか?
  • 高尿酸値になる原因は何なのか?遺伝も関係があるのか?
  • 尿酸値の数値を減らすにはどうすればいいのか?平均値はどれくらいなのか?

など、尿酸値が高いと診断された時にぜひ知っておきたい情報をまとめました。健康は生活の基本。早めの対策を講じることが大切です。それではご一緒に見ていきましょう!

スポンサードリンク


尿酸値が高いとどうなる?症状と病名

尿酸値が高いというのは比較的よくある話です。30歳以上の男性では特に多い症状です。
一般的にはお酒好きの方が尿酸値が高くなる傾向が強いと言われ、晩酌を楽しむ方にとっては避けづらい症状です。数あるお酒の中でも特にビールには尿酸値を高める原因と言われているプリン体が多く含まれており、各飲料メーカーではプリン体を限りなく減らした商品を多く開発しており、今そのお世話になっている方も多いのではないでしょうか。

さて尿酸値が高くなっていくとどのような不具合が身体に現れてくるのでしょうか?
そもそも尿酸とは何かということから解説していくと、尿酸とは生物がエネルギーを消費した時に発生する老廃物であり、言ってしまえば尿酸は身体の生産する「ゴミ」です。ほとんどの生き物はこれを上手く分解するのですが、人間はこれを分解する遺伝子が欠損しており尿酸が溜まりやすい体になっています。

分解できないこのゴミは通常は体外に排泄されていくのですが、排泄が上手くいかなかったり、生成が過剰であったりすると血管の中をぐるぐるまわることになります。尿酸は全身に行き渡っているのですが、これが多くなっていくと関節など一定の溜まりやすい場所に多く堆積して固まっていき、結晶を作ってしまいます。
この尿酸結晶が高尿酸値の代表的な疾患の始まりとなります。

血液中の尿酸値が基準値を上回っている症状を高尿酸血症といいますが、これが引き起こす代表的な病気が「痛風」です。

関節に溜まった尿酸の結晶が剥がれ落ちた時にそれを白血球が異物とみなして攻撃してしまいます。結果炎症が起きて足などが腫れ上がり、激痛を伴う症状を現します。

痛風とは「風が吹いても痛みを感じる」というほどの激烈な痛みの症状からその名がついています。とても恐ろしい病気ですね・・・。
早め早めの対策が痛風を予防するポイントなので、しっかりご自身の尿酸値に注意を払ってください。
甘く見ると後で本当に痛い思いをすることになります。

尿酸値が高い原因は生まれつきの遺伝?それとも食事?

尿酸値が高くなる原因がいくつかありますが、遺伝的な面も関係しています。

先程も述べたように、人間という種は尿酸を分解することができない遺伝的な欠陥を持っています。そして血液中の物質を輸送する(排出する)機能に関する遺伝子で異常が起こることもあり、これが高尿酸血症を引き起こす場合もあるようです。また遺伝的に高尿酸血症を引き起こしてしまうという完全な遺伝病の方もいらっしゃいますが、これはとてもまれなことです。

現代で高尿酸血症を引き起こす原因はほとんどが環境要因つまり生活習慣だと考えられています。

高尿酸値を引き起こす代表的な物質にはプリン体が挙げられます。プリン体は体内で分解されると尿酸となるためにプリン体の過剰摂取は高尿酸血症に直結します。

プリン体は困ったことに、旨味成分の一種であり、旨味の強い食品ほど多く入っています
特に多いのが煮干しや鰹節などのダシを取るもの。魚の干物や幾つかのエビなど。あとは特に内臓系の肉類に多く含まれています。
さらに飲酒はその種類に関わらず血液中の尿酸値を上昇させます。アルコールが体内で分解される時に尿酸が生まれるためです。このときビールなどを飲んでいれば当然プリン体からくる尿酸とのダブルパンチとなってしまいます。

スポンサードリンク


生活習慣からくる病気全般にいえることですが、一番良くないのは「偏った食事」です。美味しいからと毎日毎日特定の物を食べ続けたり、あるいは逆に嫌いだからと特定の物を全く摂らなかったり、こういった極端な食生活が生活習慣病を促進してしまいます。

たとえばプリン体が特に多いと言われる鰹節ですが、鰹節を毎日100グラム以上食べる方などほとんどいないでしょう。鰹節を控えるよりも肉類とビールを毎日満腹になるまで摂取するという方が危険なのです。

また肥満はその状態だけで高尿酸血症の原因となります。

つまり、何よりもバランスの良い食事と生活習慣が高尿酸血症の予防になるということです。

尿酸値を減らすには?尿酸値の目標値はどれくらいが基準?

さて尿酸値が高いというのはどれくらいの数字を指すのでしょうか?

健康診断時の基準の数字は7.0mg/dlです。この数字より血中の尿酸値が高いと、高尿酸値という診断になります。この数値は、尿酸が結晶化を始める数字と言われており、これ以上になるともうすでに身体のどこかに結晶化した尿酸があると考えてください。

ちなみに尿酸値の平均は男性で4.0~6.5 mg/dl、女性で3.0~5.0 mg/dlです。なので、できればこの中に尿酸値をおさめていくようにしたいところです。

具体的な尿酸値を下げていく方法ですが、基本的には医師による治療がまず最善です。
治療法には、投薬によって尿酸値を下げていくという方法があります。
しかし、たいていの場合、少々尿酸値が高い場合であれば「まずは生活習慣を見なおして様子を見ましょう」と言われるケースが多いでしょう。
ではどう習慣を変えていけばよいのか。
以下に三つのポイントを挙げていきます。

1:肥満の状態であるなら改善する

肥満は万病の元と呼ばれていますが、高尿酸血症についても同様です。
肥満が即、高尿酸血症に結びつくというわけではありませんが、余分なカロリーを摂取しすぎていれば、それを分解した時に多くの尿酸が発生しますし、当然過剰なプリン体を身体に取り込むことにもなります。

肥満状態の方の場合、痩せただけで尿酸値が改善される事が多くあります。過度のダイエットをする必要はありません。肥満の原因となるような食生活を改めるところから改善していけば、きっと効果が現れます。

2:食生活改善

上記のポイント改善とも関わってきますが、具体的な改善案を考えてみましょう。(病院にかかった方は、医師の指導に必ずしたがってください

過剰なカロリー摂取を控えるというのはまず第一に挙げられますが、次に上がるのはプリン体とのつきあい方です。最近ではプリン体の悪影響というのはそこまで大きくないと言われていますが、それでも摂り過ぎは数値に現れてきます。

前述したように、プリン体は旨味が強いものに多く含まれる傾向にあります。反面少ないのは野菜や海藻類などです。

過度の食事制限はストレスの原因となり、またリバウンドが起きた時の悪影響もかなり大きくなってしまうので、少しずつこれら野菜や海藻類を普段の食事に置き換えて行くのが良いでしょう。
飲酒は過度に飲まず、また休肝日を設けていけば完全に禁酒する必要はありません。一緒に食べるおつまみをあっさりしたものに変えてみるなど、上手にお酒と付き合っていきましょう。

3:水分を多く摂る

身体の水分が少ないと尿酸の濃度が上がってしまい、結晶化を早めることになります。
こまめな水分補給は尿酸値だけでなく、他の疾患の軽減にもつながります。

社会人で仕事をしていると、コーヒーなどを多く摂るために水分をとっているつもりが逆に水分不足を加速させている場合があります。(コーヒーには利尿作用があり、身体の水分を排出してしまいます。)

意識的に水分をしっかりとるように、普段の仕事中も心がけていきましょう。

まとめ

高尿酸血症、またはそれから派生して患う痛風というのはとても恐ろしい病気ですが、上記の項目を読んでいただければ、決して予防の難しい病気では無いことがわかっていただけたかと思います。
普段の生活にある程度の注意を払っていけば、少々高い尿酸値を下げていくこと、または上昇を防ぐのは容易にできます。

しかし、それは逆に言うと普段の生活が乱れていると簡単に症状を悪化させてしまうということでもあります。
毎日の生活を見なおして、健康的な生活を送るように、この機会に考えていってくださいね。

スポンサードリンク


-内科の病気症状
-, ,

Copyright© 病気事典 , 2018 All Rights Reserved.