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大人の発達障害の種類と特徴は?自分で気づくことは可能なのか

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最近はマスコミでも「大人の発達障害」というテーマがよく話題に上がります。
子供の頃に気づかないまま、大人になって検査をしてみたら発達障害が判明したという、いわば隠れ発達障害が増えているとの報道もありますが、大人の発達障害には具体的にはどのような種類があるのでしょうか?
そして、自分で気づくことは可能なのでしょうか?

今回の記事では、「大人の発達障害」についてお伝えしていきます。

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大人の発達障害の種類と特徴は?自分で気づくことは可能?

大人の発達障害がここ最近増えているような印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ストレスの多い生きにくい現代社会のため、病気が広まっているのではないかというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはその母数自体が急増しているというよりは、この病気についての報道が増え、認知度が上がったことにより、大人になってから検査をする人が増え、発達障害に気づかれないまま大人になったという方が病気に気づくことになるというケースが多いようです。

さて、そもそも発達障害とはなにか、といいますと、大雑把に分類すると3つに分けることが出来ます。

1つ目は、ADHD。不注意・多動性・衝動性などを特徴とする特性です。

2つ目は自閉スペクトラム。旧名であるアスペルガー症候群という名前の方がピンとくる方も多いでしょうか。空気を読む、相手の気持ちを読む、集団行動をとる、ということが極端に苦手です。

3つ目は学習障害。特定の数や字が読めない。単純な計算ができないなどの特性がありますが、大人になると電子機器など便利なものに囲まれるためにあまり目立たなくなって来ます。学習障害が単体で現れることはまれで、ほとんどが他の症状とセットになっています。

これらは大人であっても子供であっても定義自体は変わらないのですが、大人の発達障害の特徴は大抵の場合、その症状が軽度であるということです。重度の症状ならもっと早い段階で判明していたのでしょうが、軽度であるがために大人になるまで個性と言うことで見逃されてしまい、社会に出たときに不適合を起こしてしまうことがあるのです。

ADHDの場合なら簡単なミスを何度もしてしまう、重要なことを忘れてしまう、整理整頓が出来ないなど。
自閉スペクトラムなら上手に電話対応などができず、また同僚とのコミュニケーションがとれなかったりといった問題を抱えてしまう。
学習障害はマニュアル等から上手に業務を学ぶことができないなど。
うっかり者や空気が読めない人、という評判は学生の間であれば、まだ笑い話で済むかもしれませんが、会社では様々な人間関係のある中、いい顔をされないことのほうが多いものです。

自閉スペクトラムの場合は自分の症状に気付かないこともあるのですが、ADHDの場合は殆どの方が自分がうっかりミスをしてしまう、衝動性に駆られるということを自覚しています。そのために自分に自信が持てずに生きづらさを強く感じてしまうケースが非常に多いものです。

これだけ大きく報道されると、もしかしたら「自分も発達障害なのでは?」、と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。簡単なチェックテストであれば、ネット上にも数多く見られるので、気になる場合には一度、試してみると良いでしょう。

とはいえ、ネット上のものをやって見る上での注意点は鵜呑みにしすぎないことです。

発達障害の診断はプロでも難しく、素人がチェックテストを行っただけでは到底診断など出来ません

あくまで、それらは簡易な参考であり、最終的に見極めるには自分自身の判断ではなく、病院に行くことが必要です。


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大人の発達障害 診断方法は?

さて、いざ病院に行くと決心した場合に大切なことをここで説明していきます。

まず受診科ですが、基本的には精神神経科となります。発達障害は厳密には心の病気ではありませんが、そういった病気を併発し易い病気ではあるので心のケアをすることも重要になってきます。

そしてどう発達障害を診断するかですが、医師による問診と心理的・身体的・生理的な各種検査によって診断をしていきます。

一度の問診でははっきり診断できない場合がほとんどなので、複数回に渡って医師と話をしていく必要があります。

そして、このとき重要なのが、普段の生活の状況です。
まず、現在。どのような症状で悩んでいるのか、なるべく具体的に医師に話していく必要があります。
このときネットでチェックテストをしていた場合はその結果も参考になります。

そして過去の話。幼少期はどのような子供であったか、本人の覚えていることもですが家族の意見も参考になります。できれば家族の協力も得ていきたいものです。

検査の結果や、こうした問診の結果を受けて、総合的な判断のもとに診断をしていくことになります。

診断結果から何が分かるのか?

実際に病院に行って発達障害であると診断された場合は、当然その症状に名前がつきます。

前述したとおり発達障害というのはいくつかの障害の総称を指しますので、ADHD、アスペルガー症候群など具体的な名称とここで対面することになります。

発達障害を抱えて生活している人の多くは実生活において生きづらさを感じながら生活をしています。
会社で何度も上司から怒られたり、同僚と上手くコミュニケーションをとることができずに孤立してしまったり、家族の間でもよくない雰囲気を作り出してしまうこともあるでしょう。
原因が分からず、生きづらい生活を続ける中で、その結果として二次的な精神疾患を患う方も多いのが現状です。

このような現状を考えると、診断の結果、発達障害であると診断されたことでショックを受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の状況を少しずつ改善していき、今感じている生きづらさを軽減し充実した人生を送るチャンスだと感じることで、気持ちを切り替えることができるのではないでしょうか。

たとえばADHDには症状を改善させるための薬が存在します。
その他にも、就労支援や人間関係の改善のためのトレーニングやケアなど、様々な社会的なサポートがあります。
こうしたケアやサポートシステムを上手に活用して、現在の生きづらさを少しでも改善していきましょう。

さいごに

最近では大人の発達障害が増えていると話題になりますが、一度チェックテストをしてみると、ほとんどの人が何度か経験したような事が聞かれていることに気がつくと思います。

つまり発達障害のなかにも症状の重い軽いがあり、また発達障害の人が増えているのではなく、検査に来る方が増加しただけで昔から数多く発達障害は存在しているのです。

しかし昔と違うのは、現在では発達障害という名前が広く認知されてきたことにより、悩んでいる本人にとって、何が原因で自分が悩むようになってしまったのかはっきり理解することができるようになったということです。
この理解があればその特性を改善する、または活かしていくことで、周囲の方々と良い関係を築くチャンスも生まれやすくなるはずです。悩んでいる方はまずチェックテストから。そして専門の医師の診察を受けるようにしましょう。

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