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アスペルガー症候群 大人と幼児、子供の場合の各症状と発症率 気づかないとどうなる?

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今回の記事ではアスペルガー症候群について解説していきます。最近では自閉症やADHD、学習障害などとともに発達障害の一種としてその名前が広まっているので多くの方が耳にしたことはあるのではないでしょうか?

どのような症状であるかを知ることで本人はもちろん周りの人も現在の戸惑いを緩和させていくことができるはずです。
それではご一緒に見ていきましょう。

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アスペルガー症候群とはどういうもの?大人と幼児、子供の場合の各症状は?

アスペルガー症候群とは発達障害の一種であり、自閉症スペクトラム(連続体)の一種でもあります。

いわゆる自閉症と同じく社会的なコミュニケーションがとても難しく、また特定の分野において強いこだわりをもつと同時に、その他のことには無関心です。

自閉症との違いは知能の遅れがほとんど見られないことが多いということです。この特徴によって普通の人と違いが見えづらく、本人やその周りの人も障害があると気づきにくい場合が多くあります。

アスペルガー症候群の人の最大の特徴は一言で言うと「他者の気持ちを理解することが出来ない」ということです。
空気を読む、他人の顔色を読む、比喩を理解する、といったことがとても苦手なのです。
これによって悪意は無くとも他人の嫌なことを軽々しく言ってしまったり、不適切な行動を取ってしまったりして他人とうまくコミュニケーションを図ることが難しくなってしまいます。

ほかに特徴的なのは自分の興味のある事柄に関しては異様に強いこだわりを持ち、常人離れした記憶力や集中力を発揮する事があります。

大人の場合は社会を上手く渡って行くことができず、かなりの割合でネガティブなイメージを持たれてしまいます。
他者と協調するのが苦手なので集団的な行動が出来ない、顔色、状況を読んだ行動が取れない、何度注意されても同じミスをするなど、一般的に社会人に求められる事がうまくできません。

幼児の場合は自閉症などと違ってアスペルガー症候群であることが判断しにくい年代です。注意深い保母さんなどは気づくことも多いようですが、親でもちょっと変わった個性を持つ子、で済ませてしまうことも多いようです。

しかし、学校に通う頃になるとより特性が顕著に見え始めます。
小学校では友達も多くなり、幼児期よりより社会性が求められるようになりますが、馴染むことができずいじめられてしまったり、学校に行きたくなくなってしまうこともよくあります。
また規則正しい習慣には馴染みやすいですが不意の予定変更などが起きると対応ができずにパニックになってしまいます。この年代になると、他の子とちょっと違うと親も気づき始めるでしょう。

どの年代にも共通しているのは自分の興味のある分野には他の人には真似出来ないような驚異的な能力を発揮することです。これはかなり特徴的なアスペルガー症候群の特性です。

アスペルガー症候群の発症率は?気づかないとどうなる?

統合失調症について書いた記事で紹介しましたが、統合失調症の発生率は約1%、つまり100人に1人という割合です。
対してアスペルガー症候群はおよそ2%前後、100人に2人程度です。意外と身近にアスペルガー症候群と診断される人は多いと言うことになりますね。

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アスペルガー症候群にも症状の程度があり、軽度の人だと人とのコミュニケーションも取れるので周囲の人にも本人にもわからない事が多々あります。ちょっと変わった人、空気の読めない人、執念深いところがある人。身近にもいるのではないでしょうか。

もちろん上記のような人が全てアスペルガー症候群とは限りません。ですが100人に2人ということは小学校などでは一学年に一人はいるような確率です。
もし子供など身近な存在にアスペルガー症候群かも、と疑われるような人がいる場合には病院での検査を早めにするようにしましょう。

早めの検査をおすすめする理由は放置すると、特に本人にとって苦痛な生活がずっと続いてしまう可能性があるためです。
アスペルガー症候群の人はその特性のために悪意がないにも関わらず他人に誤解されて嫌われて、本人も自尊心を持つことが難しくなってしまいます。

周囲の環境が悪ければ、うつ病やパニック障害などの二次障害を引き起こしてしまうかもしてません。
病院で検査を受け、自分はそういう特性なのだと本人の身内の人も認識することでその後も上手に対応できるようになっていくはずです。

アスペルガー症候群は先天性の、原因不明の障害です。
本人のせいでもなく、また親の育て方が悪いわけでもありません。
速やかに検査をうけ、カウンセリングを受けながら生活することで症状の改善も見込めます。

アスペルガー症候群の原因 遺伝するものなのか

前項でも述べましたが、アスペルガー症候群の原因は現在でもわかっていません。実のところ、特に有効とされる治療もありません。

脳の一部、他者とのコミュニケーションを司る部分が非アスペルガー症候群者に比べて小さいという報告がありますが、それが本当に原因なのかも現在は不明です。

興味を示した分野には偏執的なこだわりと集中力、記憶力を示すために、それを上手に導いてあげることで社会と上手く付き合って活かせることも可能です。
例えばコンピューターに関心がある場合なら、極めて優秀なプログラマーになることも考えられます。

とはいえ、基本的に一つのことに夢中になる性質なので、突然のアクシデントが予想される仕事、同時に複数のことをこなす必要がある仕事には向いていません。

本人の苦手なこと、得意なことを周囲の人が理解して環境を整えて挙げていくことが治療の一環とも言えると思います。

またアスペルガー症候群は遺伝するかということですが、この症状は高い割合で遺伝するとされています。その確率は5割から6割と言われています。

しかし他の発達障害や精神疾患と同じく遺伝のみが原因では無く、なんらかの環境要因も強く影響するとされています。
現在では遺伝と環境が複合的に作用したときに発生する、と考えられています。

さいごに

100人に2人という高い確率で存在するとされているとされているアスペルガー症候群。
アメリカでは現在、治療の対象ではなくす、という議論が起きているそうです。

それは治療の困難さもさることながら、その性質自体は障害とは考えづらいからでしょう。

他人の気持ちを読み取るのが難しいとはいえコミュニケーション自体は可能で、さらに興味を持った分野への高い能力の発揮の仕方は長所とも呼べる特性です。
しかしアスペルガー症候群の人が直面する最大の問題は他人から理解されずに排斥されて深刻な二次障害を引き起こしてしまう可能性が高いということです。

イギリスではアスペルガー症候群の人はそうでない人と比べて9倍の自殺リスクがあると言われています。
もし家族にアスペルガー症候群と疑われる人がいる場合には早めに病院で診察を受けるようにしましょう。
きっと本人にも、その家族にも良い方向が見えてくるはずです。

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